日本製餡協同組合連合会は
全国の製餡業者が加盟している業界団体です
ご挨拶
私たち日本製餡協同組合連合会(日餡連)は1940年に創立し 日本全国で製餡事業を営む会社が各都道府県単位で加入する協同組合の連合組織です。創立以来多くの諸先輩のご尽力により今日を迎えています。「あん」の製造に特化した職業は明治の中期ごろに始まり 当時は原材料である小豆やインゲン豆を加熱して実と皮を分離して「生こしあん」を製造して主には地元の和菓子屋さんに販売することが中心でした。製品冷蔵庫のない時代 水分が多く腐敗の早い「こしあん」の鮮度を保つため 製造は深夜に行い 早朝から和菓子屋さんに配達し 和菓子屋さんはその「こしあん」を使って再加熱して砂糖を加えて味付けをして それぞれのお店独自の味の和菓子を作っていました。「あん」は水分を多く含み また 製造工程で多くの水を使用するため工場の立地には味の良い品質のたしかな地下水の出る場所が求められます。製品冷蔵庫の導入により品質の保持に余裕ができ深夜の製造をすることはなくなりましたが いまだに「あんこ屋」さんは早起きの方が多いようです
時代の食文化の多様化に伴って和菓子屋さんのみへの販売から パン屋さん 洋菓子屋さん 料理屋さんなど 販売先も多岐に渡るように拡大し 小豆・インゲン豆を原料とした「生こしあん」のみの製造販売から様々な食品原材料を使用して味付けをした「加糖あん」の製造が増加し現状になっています。
私たちは和菓子 菓子パンなどの「あん」を使用した食品と消費者の皆さんとの橋渡しをすることが重要な使命であると確信し 信頼される 安心 安全な製品づくりを心掛け バラエティーに富んだ新しい製品開発や新しい「あんこ」の食べ方を提案して皆さんに提供したいと考えています。