「あん」アラカルト 3

「あん」には、豆類の栄養バランスが生きています。

隠元和尚にその名を由来するインゲン豆も、小豆の負けず劣らぬヘルシー食品

あんの原料になる豆はどちらも、様々な栄養素がバランスよく含まれているのです。

先に挙げた以外にも血中コレステロールを下げてくれるといわれるリノール酸やリノレン酸。老化を防ぐといわれるビタミンE。体内の代謝を活発にするといわれるビタミンB2。欠乏すると皮膚炎や貧血の原因になるといわれるB6など、体に欠かせない栄養素がいっぱい。

他にもたんぱく質、カルシウム、脂肪など、豆類のヘルシーパワーにはもう脱帽です。

「あん」なら、こうした栄養素を食べたいときに、いつでも口にすることができますね。


美容を考えても、やっぱり「あん」です。

豆類の成分でも、もう一つ忘れてならないのが、食物繊維の存在。小豆とインゲン豆は、海藻類などと共に、食物繊維を多く含む代表的な食品に挙げられています。

食物繊維は、おなかの働きを助けて、便秘を防ぎ、ひいては大腸がんの予防や糖尿病の治療にも役立つといわれるなど、メリットいっぱいの食品成分。

小豆とインゲン豆の食物繊維は、茹でることでさらに量が増えるため、「あん」を食べることは優れた食物繊維のとりかたと言えるでしょう。

便秘はお肌の大敵でもあります。「あん」を食べて上手に便秘をやっつけましょう。

「食べるのはいいけど、カロリーが心配だわ・・」いえいえご安心ください。カロリーセーブを考える皆さんにもぜひお勧めしたいのが「あん」なのです。

「あん」を使ったお菓子は、クリームなどで甘みをとるお菓子より、全般的に低カロリー。

満足できる甘みを楽しみながら、カロリーコントロールが可能です。


栄養バランスが良くて、低カロリー。ヘルシー志向の皆さんにぴったりの嗜好食品として注目されている「あん」。今では昔のように手作りしなくても、生あんや、こしあん、粒あん、または砂糖を入れて炊き上げた濃し練りあん、粒練りあんなど、お店にいろいろ。

ご家庭でもお好みのデザートに応用できるようになっています。

魅力いっぱいの「あん」ともっと仲良くなって、食生活をヘルシーに演出してみませんか。


インゲン豆


小豆と「あん」の成分表 *財団法人 日本食品分析センターの分析結果による。

日本製餡協同組合連合会

日本製餡協同組合連合会は 全国の製餡業者が加盟している業界団体です

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